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トップが語るこいの話

未婚化・晩婚化が進むことで、企業活動にどんな影響が生じるでしょうか。
またどのような対策が効果的だと考えられますか?

少子化が進行し人口が減少するので、経済活動の上では大打撃です。

当社に関していえば、米の消費量の減少につながるということです。そこで求められるのが対策ですよね。しかし結婚というのは個人の意識の部分が大きいので、対策が立てづらいというのが現実です。会社や上司の立場で結婚や出産に関して何か言うと、パワハラやセクハラと受け止められる可能性もありますから。
とはいえ、社会的課題に対して何もしないわけにはいかないので、2005年から段階的にワーク・ライフ・バランスの推進に係る取組を実施してきました。色々やっていますが、例えば男性の育児参加支援や、子に対する家族手当の増額と対象年齢を22歳に引き上げることなどです。さらに2010年からは「社内結婚の推奨」も打ち出しています。

「社内結婚の推奨」を始めるきっかけは、どのようなことだったのですか?

「女性社員にやめてもらいたくない」という思いからスタートしました。

当社では約3年かけて新入社員の研修を行いますので、仕事で活躍が期待されるようになる時期と、世間的にいわれる結婚適齢期が重なってしまいます。交際相手の男性が県外勤務の場合、結婚するために女性が退職してしまうことが多く、それは当社としても大きな損失です。そこで「社内結婚なら一緒に働けるじゃないか」という発想で、この取組を始めました。内容は、お祝い品の贈呈や、社内保育室の割引、結婚後に夫婦とも5年間継続勤務した場合に当社商品購入券を支給すること等です。取組開始以来、13組が社内結婚をしました。

未婚の社員同士が交流できるような、働きかけはあるのですか?

交流会を企画しましたが、ほんの数名しか集まりませんでした。

私が企画してパワハラ・セクハラと思われても本末転倒なので、30代独身の部下に一任し、色々と企画してみたのですが、どうにも集まりません。やはり恋愛や結婚は非常に個人的な問題ですから、社内の目が気になってしまうという気持ちは理解できますよね。
そんな失敗を経て、今後は社内結婚を推すだけでなく、「こいのわプロジェクト」を積極的に利用してもらえるよう、イベント情報などを独身社員に紹介していこうと考えています。

ワーク・ライフ・バランス推進のための新しい制度や取組は、どのようにして生まれるのですか?

「社員の助けになるように」というのが基本なのでそんなに難しいことではないと思っています。

机について「さあ何をしよう」と悩んでもアイデアは出てきませんね。日頃から意識しているのは、社会問題に対してアンテナを張っておくこと。また社員と日々自然体で接し、何気ない会話をすることで、その中からヒントを得ることも多いです。全てにおいて言えることですが、最初からベストはないと思っています。まずは一歩進んでみて、次の二歩目のタイミングで改善し、より良いものにする。そうやって積み重ねてきました。
当社は社員が約1000人います。1000人という社員規模があるからできることもあるので、当社の取組がそのままどの企業にも当てはまるわけではないと思います。「社員のために」という視点で、それぞれの企業の規模や事情に応じた取組ができれば良いのではないでしょうか。

取組のための経費や、業績への影響などはいかがですか?

例えば社内保育室は、年間600〜700万円の経費が発生しています。

これは当社の課長クラスの人件費に相当する額ですので、1000人の社員が1001人になったと考えれば、どうってことないですよね。また業績のことでいうと、2017年から試験的に導入した夏季5週間の週休3日制は、あちこちバラバラにあった休みを夏にまとめることで、総労働時間が変わらないよう調整しています。考え方の転換とアイデア、そして勇気を持って決断することで、できることは広がると思います。
ただし、何をやるにしても1000人全員を喜ばせることはなかなかできません。万人向けの制度というのは難しいけれど、社会的な課題に向き合いつつ、願っているのはより多くの社員とご家族の幸せです。社員本人だけでなく、ご家族の満足度も高めることが、延いては愛社精神にもつながると考えています。

最後に、ご自身の「こいの話」をお聞かせください。

私は恋愛に奥手でしたので、お見合い結婚をしました。

お見合いは10回以上したと思います。そして出会ったのが今の“母ちゃん”です。妻はなんていうか分かりませんが、自分ではいい旦那だと思っていますよ(笑)。子煩悩ですしね。うちは子どもが3人なのですが、特に上の2人が小さかった頃は、残業もほとんどなくて、日の長い時季には帰宅してから子どもたちを連れ出し、外で遊ぶことも多かったですね。お風呂に入れたり、寝かしつけの絵本を読んだり、そういった日常は、今でも掛け替えのない思い出になっています。



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